山口県-八百新酒造-【雁木】

山口県を代表する銘酒として、静かにそして確実に評価が高まっているのが『雁木』です。
杜氏を務める決してお若いとは言えない?小林社長ならではのバランス感覚が、味と香りのほど良くマッチしたおいしさを生み出しています。
初めての方にも安心してお薦めできる大変重宝している銘柄です。
いわば大人の味わいとでもいえましょうか。
『ひとつび』などはこの価格でありながら、飲みつかれせずいつまででも飲んでいられそうな良酒です。
蔵は錦帯橋の鏡川から穏やかな瀬戸内海へと続く河口近くの水辺に佇んでいます。
蔵の前には雁木(桟橋)があり、昔は藩の米の集積港としてにぎわった場所だそうです。
そういえば酒蔵としてはずいぶん細長い建物であるのは、藩の米倉を譲り受けたからなのだとか。
静かな川面に夜のとばりが迫る光景はまさに絶景です。昔のようにここにひとつ火でもともればなおさらです。
ぜひとも紹介したいのが近所にある新工場です。
大きな物流倉庫にしか見えませんが、外に大きなクーラーがずらりと並んでいます。
シャッターを開けるとなんと数十センチの分厚い断熱材で覆われた扉。
もしかして・・・
そう、古い外観の内側には巨大な冷蔵倉庫に最新鋭の醸造設備が詰め込まれた工場が隠れているのです。
なぜ?
理由を聞くとこの地区はあらたに大きな工場が建設できないらしく、苦肉の策として外観はそのままに、内側にもう一つ大きな工場を作ったということらしいです。
飄々とした小林社長がこんなに大胆なことを。
恐れ入りました。



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