山口県-はつもみじ-【原田】

戦前は軍港として、戦後は岩国や呉の自衛隊基地とのつながりも深かった周南市は、海運関係で大いに賑わいました。
はつもみじ酒造は繁華街の目の前にあり、酒造りより飲食店へのビールなどの酒類卸で繁盛するようになります。
そのため創業200年を誇りながら、昭和60年に酒造りを一時休止してしまいました。
ところが好景気も終わり繁華街も以前のような活気を失っていきます。
数々の利き酒大会で幾度も優勝するほどの利き酒名人で杜氏でもある原田そんななか社長は、衰退する県産酒の行く末を憂えて平成17年に酒造りを再開する決心をします。
当初は温度管理のできる仕込みタンクが少ないため、タンクが空いてから次の仕込みに取り掛かるという繰り返しでした。
社長が杜氏になって仕込む酒は次第に人気を呼び、できあがった時点ですべて予約完売。
そのため発注しようにも何か月か先の次にできる酒の予約のみという状況が続きました。



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