奈良県-久保本家酒造-【睡龍】

伊勢街道の要所大宇陀町で300年の歴史を持つすばらしい佇まいの酒蔵です。
「300年ってすごいですねえ。」と尋ねると「いえいえ300年ではこのへんでは新参者扱いですよ。」とのこと。
近くには有名な吉野葛の老舗もあります。
平成15年に加藤克則杜氏を迎え入れるにあたって、社長と杜氏が寝泊まりを共にしてとことん話し合ったそうです。
加藤杜氏は自らを『純米バカ杜氏』と呼び、蔵入りする条件はただ一つ、自分と蔵人のまかない酒を純米にして欲しいといったそうです。
社長は蔵人が1年間で飲む酒の量を想像して、ひっくり返りそうになったと言います。
また杜氏の造る酒は搾りたては固渋なのが多いため、できるだけ熟成させてから販売して欲しいという希望も、蔵元にとっては胃が痙攣しそうな内容であったはずです。
しかし本物志向で生き残るためにと、久保社長はタッグを組むことを決意しました。
こうして『睡龍』『生もとのどぶ』ブランドが誕生しました。
『生もとのどぶ』は早飲みもおいしくて造ったようです。



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